衣類の洗濯により発生する繊維屑のことをファイバーフラグメントと呼びます。このファイバーフラグメントが河川に流れ、海洋に流出することが国際的な問題に発展しています。
海プラ問題と繊維
海に流れ込んでいるプラスチックゴミの総量は2015年の報告では約1億5000万トンと推定されています。そして衣服に使われる繊維や微粒子などの数ミクロンあるいはナノサイズのナノプラスチックごみは、1回6kgの洗濯をすると約14万本のファイバーフラグメントが出るという報告があります。そしてこれらは決して海洋で生分解せず残り続けることになります。
ポーラテックのSHEDLESSテクノロジーとは
このファイバーフラグメント問題に注目したポーラテックはShedLessテクノロジーを発表しました。これは洗濯中に生じるファイバーフラグメントを平均で85%削減する新技術で、2023年3月から一部のポーラテック200シリーズのフリースに採用され、手に取って確かめることができるようになります。
ポーラテックのフリースの特徴
よく目にするフリースの多くは編み目が詰まっていて毛足が短いためカットしやすく製品化に大きなハードルがありません。しかしポーラテックのフリースは独自の技術によってポリエステルの糸を正確に編み込み、目が詰まっていないため通気性に優れ、さらには空気を溜め込むため保温性が高く、軽く手触りの良い特徴があります。
ポーラテック200シリーズはフリースの定番として多くの人に長く愛されています。このフリースはジャケット以外にグローブやキャップなど幅広いアイテムに使用されており、これらに今回紹介したSHEDLESSテクノロジーが採用されることで、環境に多くのインパクトを及ぼすことは容易に想像ができます。
環境に優しいだけではないポーラテックのSHEDLESSテクノロジー
フリースを着用し続けることでファイバーフラグメントを起こすとヘタってきます。しかしSHEDLESSテクノロジーが採用されたフリースは通気性や保温性能、また肌触りの良さが継続され、着心地の良さをキープすることが知られています。
2023年からフリースを購入する際は是非ポーラテックのSHEDLESSテクノロジーを採用したフリースを手に取ってチェックしてみてください。