頭が痒くならないリサイクルポリエステル100%を使用したニット帽、パタゴニア『フィッシャーマンズ・ロールド・ビーニー』は、パタゴニアのニット帽の中でも汎用性に優れ、登山、旅行、スキー、普段使いと様々なシーンで活用することができます。2021年に購入してからとにかくたくさん使い続けているので、ファッションを楽しもうと今年も新しいカラーを購入したほどです。今回はパタゴニアの代表的なニット帽4種類の比較と、フィッシャーマンズ・ロールド・ビーニーの特徴、登山におけるニット帽のおすすめ活用方法を紹介します。
パタゴニアの代表的なニット帽4種類の比較
パタゴニアは登山やトレイルランニングだけでなく、普段使いしやすいデザインに落とし込まれていることから、様々な人たちに人気のあるメーカーです。ニット帽もそんなアイテムの1つで様々なデザインとカラーからお気に入りの一つを見つけることができます。その中でも普段使いしやすい折り返しのあるニット帽で絞り込むと4種類ピックアップすることができます。
ブロデオ・ビーニーは重さ82g、素材にはウールとナイロンを混紡しており最も軽量でクラシックなデザインです。素材による保温力に優れたニット帽です。
フィッシャーマンズ・ロールド・ビーニーは重さ102g、頭が痒くならないポリエステルを使用したシンプルなデザインです。熱を閉じ込めるフィット感に優れたニット帽です。
スノーベル・ビーニーは重さ113g、素材にはウールとナイロンを混紡しておりポンポン付きのデザインです。こちらも素材による保温力に優れたニット帽です。
パウダー・タウン・ビーニーは重さ173g、素材には頭が痒くならないポリエステルを使用したポンポン付きのデザインです。厚みがあり熱を閉じ込めるフィット感に優れたニット帽です。
ウール混紡のニット帽は軽量で保温力には優れていますが、人によってはおでこが痒くなることがあり、僕もその一人です。そんなことからポリエステルを使用したニット帽を選んでいます。パウダー・タウン・ビーニーは肉厚で少し重いのですが、厳冬期におけるスキー場などでたくさんの雪が降っている時に、頭が濡れづらく耳もしっかり温めてくれるお気に入りのニット帽です。
フィッシャーマンズ・ロールド・ビーニーは、パウダー・タウン・ビーニーと比較すると圧倒的に軽く、普段使いはもちろん寒い季節の登山にも活用しています。
フィッシャーマンズ・ロールド・ビーニーの特徴
フィッシャーマンズ・ロールド・ビーニーは、リブ編みと言われるストライプのような凹凸ある編みが特徴で、視覚効果ですっきり見せることができます。また横方向への伸縮性に優れているのでフィット感に優れ、ニット帽の中に蓄えられた熱を閉じ込めてくれます。以前はメリノウールのニット帽を愛用していったのですが、ずっと寒い状態であればいいのですが、ニット帽をかぶって運動をしたり、室内に入ると暑くて汗をかき、そうすると痒くなるというような不快感があったので、それからはほどよい保温力のあるポリエステル素材のニット帽を使っています。
また優れた伸縮性からワンサイズで男女問わず着用することができます。
カラーは毎年6色前後の展開で人気のあるカラーは売り切れてしまうこともあります。だから気に入ったカラーだったら逃さず買っています。
デメリットはニット帽をかぶって山を歩いている時に枝などに引っ掛けると糸が飛び出しやすい点です。価格も税込みで5940円(2023年現在)と比較的高めなので、この辺りの耐久性の低い点は気になります。
登山におけるニット帽のおすすめ活用方法
寒い季節に登山をすると頭が冷えること以外に耳が冷たくなってしまいます。そんな時にニット帽を深く被って、折り返し部分を伸ばすことで耳を覆い隠して、耳、首の後ろを温めることができます。
またコンパクトなリップバーム、食券などのチケット類、すぐ必要になることがわかっている小銭をニット帽の折り返した部分に入れてます。この使い方はスキー場などで重宝します。
テント泊や小屋泊をする時にもニット帽はすごく便利です。就寝をする時にニット帽の折り返し部分を伸ばして目を隠すことで、ヘッドライトの明かりで目を覚ますことがなく、ぐっすりと就寝することができます。これは車中泊をする時にも便利です。
また山小屋に着いたらニット帽の折り返し部分に耳栓を入れておきます。夜になって寝る時に耳栓がどこかにいってしまったということがなくなります。