突然ですが日帰り登山のランチでどんな食事をされていますか?寒い季節の登山ではカップラーメンやカレーメシを食べている方を多く見かけます。そこで今回は登山でカップラーメンやカレーメシ、アルファ米などのお湯を沸かして作るだけの食事について、おすすめの食材の持ち歩き方と食べ方について紹介をします。
今回は
- 登山でカップラーメンを食べる時の悩み
- 悩みを解決するためのアイテム紹介
- アイテムの使い方
- アイテムを使ったおすすめレシピ
といった流れで紹介をしていきます。
- 熱々の状態のカップラーメンを食べたい方
- 臭いのするゴミを出したくない方
- 登山だけでなく普段から活用できるアイディアを知りたい方
は是非最後までご覧ください
登山でカップラーメンを食べる時の悩み
山でランチ時間を過ごす方の多くが、景色の良い山の頂上で風の少ないところを選んで食事をする方が多いと思います。山の頂上は気温が低く、熱々のお湯を沸かしてカップラーメンのカップにお湯を注いでも、普段とは異なり3分後に食べる時に麺が硬かったり、スープが冷めていたり、食べている最中にどんどんぬるくなってしまうことが多いと思います。
また食べ終わった臭いの出るゴミをビニールの中に入れて持ち帰らなければいけません。ザックの中にゴミを収納するとゴミの匂いが他のものに移ってしまうことも懸念されます。
これらの悩みを解決するためには
- お湯が冷めづらいカップが必要である
- ゴミは事前に捨てて中身だけを登山に持っていく必要がある
- ゴミの匂いが出ないような蓋もしくは密閉する袋が必要である
というように考えて生まれたのがジップロックのスクリューロックを活用したコジーキットです。
悩みを解決するためのアイテム紹介
ジップロックのスクリューロックには473mlと730mlの2種類のサイズがあります。473mlはスタンダードなカップラーメンを収納するのにちょうど良いサイズで、730mlはカップラーメンのビッグサイズを収納することができるサイズです。
またカップラーメンで出た余ったスープは飲めないから持ち帰りたいといったニーズがある方は、Lustrowareスクリュートップキーパーだと蓋にパッキンがついていて密閉力に優れているので、汁がこぼれないと保証するものではありませんがこちらの選択がおすすめです。Lustrowareスクリュートップキーパーにはメモリがついているのでお湯をどこまで入れたら良いかわかるのもジップロックのスクリューロックにはない特徴です。容量は500mlです。
これらのスクリューロック容器にアストロフォイルを使った保温ケースを本体に、蓋の部分にアストロファイルを両面テープで貼り付けたのが今回紹介するアイテムです。
重量はそれぞれ
- ジップロック®スクリューロック473mlコジー:55g
- ジップロック®スクリューロック730mlコジー:63g
- スクリュートップキーパーコジー:78g
で、非常に軽量な容器です。
洗う時は本体部分のアストロフォイル保温ケースを取り外すして洗うことができます。
アストロフォイルは主に住宅施工時に使用する遮熱材です。宇宙服、航空機での遮熱&放射能遮断のために研究されたアルミと空気層による遮熱理論を応用した製品です。
なぜアストロフォイルがカップラーメンを冷まさない効果があるかというと、アストロフォイルが暖かいのではなく、アストロフォイルに備わっているアルミと空気層によって熱の滞留を遮断し、アルミによる熱の輻射によって熱を逃がさない結果を生み出すからです。
ここで簡単に輻射熱についてお話をすると、全ての物体は赤外線を放っており、温度が高くなるほど放つ赤外線の量が増えていきます。夏になるとアスファルト、ブロック塀、コンクリートなどが赤外線を放ち、我々はこの物体が放つ赤外線によって熱く感じています。この物体が赤外線を放っていることを輻射あるいは放射といいます。だから打ち水をして物体の温度を下げることで輻射熱が激減し我々は涼しく感じるのです。
そしてこのアストロフォイルは輻射熱を反射する素材なので、カップラーメンの熱が反射してカップラーメンの熱に戻るので暖かく保つわけです。さらに冷気の侵入を36~47%カットする特徴があるので、アストロフォイルがあることで外の冷気がカップラーメンに影響を与えづらい結果を生み出します。
スクリューロックコジーの使い方
スクリューロックコジーを手に入れたら、カップラーメンの中身をスクリューロックコジーに移し替えます。こうすることでゴミは事前に捨てることができます。
カップラーメン一つではお腹いっぱいにならないという場合は、もう1つカップラーメンをジップロックに入れて持って行きます。カップラーメンを食べ終わったらジップロックに入れたカップラーメンをスクリューロックコジーに入れておかわりすることができます。スープが倍になって飲めない場合は、スクリュートップキーパーコジーを使ってスープを持ち帰るか、「固めてポン」を使って残ったスープを固めてスープをゼリー化し、燃えるゴミとして処分しましょう。
スクリューロックコジー移し替える時に、ゴマ油やオリーブ油を追加するのがおすすめです。理由はカロリーの追加ができること、油は冷めづらいのでカップラーメンを最後まで熱い状態で食べることができることです。
またカップラーメンの中に入ったスープを自分好みに調整するのもおすすめです。例えばカップラーメンのスープを処分して、クノールのカップスープに変えることで、残ったスープを飲みやすくしたり、各カップラーメンに食材を追加して今まで食べたことのない味に変更するのもおすすめです。
以下は僕が今までにカップラーメンに追加した食材ですごく美味しかったアイディアです。代表的な3つのカップラーメンのアイデアを紹介します。
スタンダードなカップラーメンに
- ごま油
- にんにくチューブ
- ラー油
カレーラーメンに
- 七味唐辛子
- ターメリック
- ガラムマサラ
- とろけるチーズ
- パルメザンチーズ
シーフードラーメンに
- 乾燥エビ
- にんにくチューブ
- オリーブオイル
- マヨネーズ
その他のカップラーメンにも、様々な食材を追加して美味しく食べることができると思うので色々と挑戦してみてください。そして是非これ美味しいよというのがあったらコメント欄にメッセージをもらえると嬉しいです!
スクリューロックコジーを使ったおすすめレシピ
カップラーメンだけでなくスクリューロックコジーを使えば様々な食事を暖かく楽しむことができます。
僕が登山でよく行うのがクノールのカップスープにオートミールを入れるレシピです。これは日帰り登山のランチでもいいのですが、特にテント泊登山をした時の朝ごはんにおすすめです。オートミールは水溶性と不溶性の食物繊維が豊富で、さらに100gあたり11gのタンパク質、亜鉛、カルシウム、鉄、マグネシウムと疲れた体に必要な栄養を摂取することができます。
その他おにぎりを入れてお茶漬けにしたり、アルファ米を入れて丼ものにしたり、寒い季節には蒙古タンメンや辛ラーメンにトマトペーストを追加したラーメンで体を温めたり、様々なレシピを楽しむことができます。