オールシーズン、登山でも普段でも着用することが多く、あって良かったと思えるアイテムの一つにウィンドシェルがあります。その中でも安心して使えて、シーンを選ばず着用できるのがアークテリクスのスコーミッシュ フーディです。
今回はアークテリクスの定番ウインドシェルとして人気が高いスコーミッシュ フーディのスペックとデザインを紹介し、使用されている素材とデザインからみる着心地の良さ、僕なりの着用方法について紹介をします。
スコーミッシュ フーディのスペックとデザイン
スコーミッシュフーディは重量140g(メンズMサイズ)で高い耐風性と耐久性を備えた素材をTyono™(ヨーノ)30 ナイロンを使用したウィンドシェルです。
またTyono™ 30 ナイロンはメカニカルストレッチ素材なので、手を上げるなどのダイナミックな動きをしても突っ張り感がなく、非常に動きやすい特徴があります。
ポケットは左胸にスマートフォンや行動食を収納しておける大きさのポケットが備わっており、このポケットを使ってパッカブルすることができます。パッカブルをした時のサイズは素人採寸で、幅約17cm、高さ約10cm、厚み約7.5cmの大きさになります。
パッカブルした後はストラップが付いているのでカラビナを使って持ち運びが可能です。
袖口は手首側に伸縮性のあるバンドが備えられていて程よく手首にフィットします。
裾にはドローコードがついていて左右から出ているコードの先端を引っ張ることで体にフィットし、裾口からの冷気の侵入を防ぎます。
フードはストームフード™でヘルメットをした上からかぶることができます。さらには頭にフィットさせることができるコードが備わっており、ヘルメットをしない状態でもピタッと頭にフィットし、フードと顔の隙間からの冷気の侵入を防ぎます。
フードのツバは柔らかな素材により視界を妨げることなく、フードをかぶったままの行動にストレスを感じません。
また耐久撥水仕上げにより水をはじく生地加工が施されているので小雨程度であれば着用し続けても保水せず行動し続けることができます。雪の中を歩く時も利便性が高いウィンドシェルです。
使用されている素材とデザインからみる着心地の良さ
様々なウィンドシェルがある中でも軽量でストレッチするモデルは少なく、着用して行動した時にどうしても突っ張り感があって、ストレスを感じることが多いのですが、アークテリクスのスコーミッシュ フーディはとにかく動きやすく、それによって着用している感覚が少ない着心地の良さがあります。
シルエットは風のばたつきを抑えながらもピタッとしすぎず、動きを妨げないデザインです。身長180cm、体重65kgでMサイズを着用しています。夏場はTシャツの上から直接着用するか、薄手のミドルレイヤーの上から着用してもつっぱり感はありません。肌寒い秋から冬にかけては厚手のミドルレイヤーの上から着用してもきつく感じることはありません。
また丈が他のメーカーのウィンドシェルと比較すると少し長めに作られているので、捲りあがりも気になりづらいです。
素材はシャカシャカしすぎず、また直接肌に触れてもべたっとしない素材感が特徴です。トレイルランニングではシャカシャカするウィンドシェルは音が気になること、また汗をかいた時にシェルがまとわりつくのが嫌でスコーミッシュ フーディばかりを着用しています。
活用方法
アークテリクスのスコーミッシュ フーディは今まで紹介したように動きやすく、耐候性に優れながらも軽量に持ち歩くことができるので様々なシーンで活用しています。代表的な活用方法について紹介をします。
3シーズンにおける縦走登山でのスコーミッシュ フーディ
樹林帯から稜線に出て風が強くなり、体感温度が変わる縦走登山でスコーミッシュ フーディを着用すると風をしっかりと遮断し、急激な体温変化を防いでくれます。秋や春ではまだまだ風が冷たく、風が顔に当たると頬や耳が痛く感じるような季節においてもフードをかぶってフィットさせることでしっかりと頭のテッペンから上半身を守ってくれます。
春のバックカントリースキーでのスコーミッシュ フーディ
少し日差しが強くなる春のバックカントリースキーでは、木に積もった雪がまとまって体に当たることがあります。そんな時にスコーミッシュ フーディを着用することでミドルレイヤーを濡らさずに行動することができるとともに、汗をかきそうなシーンにおいても通気性に優れているので快適に行動することができます。
岩場の多い登山のおけるスコーミッシュ フーディ
危険な岩場を登ることを強いられる登山ではヘルメットを着用しながら移動します。岩場を登っている最中に冷たい風に当たって耳が痛くなったり、顔がこわばったりするとリスクを感じます。そんな時にスコーミッシュ フーディを着用してヘルメットの上からフードをして行動しても、視界をしっかり確保し、冷たい風に当たっても気にすることなく行動に集中することができます。
登山だけでなくトレイルランニングや自転車、釣りなど様々なアクティビティで活用することができるウィンドシェルです。