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【関東】テント泊におすすめの低山とテント場[八ヶ岳、尾瀬、丹沢エリア]

【関東】テント泊におすすめの低山とテント場[八ヶ岳、尾瀬、丹沢エリア]

「日帰り低山登山からステップアップして1泊2日のテント泊をしたい」「都心からテント泊できる近場の低山を知りたい」-そんな関東在住のハイカーのために、テント泊ができるおすすめの中低山を紹介いたします。

一般的に標高1000m未満の山を低山、1000m~2500m未満を中低山、2500m以上を高山と呼びますが、低山はテント泊が許可されているところがなく、本記事では主にテント場のある中低山を取り上げると共に、テント泊初心者から上級者まで納得のテント場を詳しく紹介しています。

併せてテント泊のメリットについても解説していますので、初めてテント泊にトライする方やテント泊を始めてまもない方はぜひ参考にしてください。

テント泊のメリット

出典:八ヶ岳の山小屋オフィシャルサイト

テント泊には日帰り登山では得られないメリットがいっぱい。また、個人差はありますが、山小屋に泊まるのと比べてもメリットがあります。

大自然を直に感じられる

テント泊のいちばんの魅力は、なんといっても大自然の迫力を直に感じとれることにあります。自分と外界を隔てるのは、わずかにテントの布1枚です。風の音、鳥の鳴き声、夜は星空の大絶景に浸り、自然と一体化できる感覚を味わうことができます。

しかし反面、テントを穿つ雨粒や強風に自然の怖さを思い知らされることもあり、メリットとデメリットは表裏一体ですが、それゆえにテント泊は1度やったらやめられないという方が多く、魔力が潜んでいるともいえます。

時間を長く使えるので行動範囲が広がる

日帰り登山の場合、帰りのことを考えて早朝から登り始め、休憩もそこそこに下山を開始しなければならないことがあります。しかし、テント泊ならテント場に到着して幕営後、翌日出発するまで時間はたっぷりあるため、日帰りでは到達できないピークを目指したり、複数の山を縦走したりと行動範囲を広げることができます。

自由やプライバシーを確保できる

山小屋宿泊の場合、食事や消灯の時間は決まっています。しかしテント泊なら何時にご飯を食べようが寝ようが決まりはありません。また女性の場合、山小屋だと着替えなどに苦慮することがありますが、テントなら周囲の目を気にせず着替えられます。

テント泊は山小屋よりも自由で解放的なのがメリットです。しかしだからといって何でもOKなわけではありません。火気や水場の使用制限、ゴミの持ち帰りなどテント場のルールは必ず守り、他のハイカーの迷惑になる行為は厳に慎むことが大切です。

費用が抑えられる

テント泊は山小屋宿泊に比べると、費用を安く抑えられます。場所によっては無料のところもあるので、できるだけ費用をかけずに登山を楽しみたい方にもテント泊はおすすめです。

1.【八ヶ岳】青苔荘テント場|ニュウ(2352m)・高見石(2261m)・丸山(2329m)・中山(2494m)など

出典:青苔荘公式サイト

山梨県と長野県にまたがる八ヶ岳は、南北約25㎞に渡って連なる、およそ20の山々の総称で、登山者に人気の高い一大山岳エリア。夏沢峠を境に北八ヶ岳と南八ヶ岳とに分かれ、北八ヶ岳には池や樹林、苔のあるなだらかな山が多く、南八ヶ岳にはゴツゴツとした険しい岩場の山が多いのが特徴です。

青苔荘(せいたいそう)のテント場は、北八ヶ岳を代表する日本一標高の高い池、白駒池のほとりにあり、登山口から歩いて15分で来れる好立地のため、テント泊が初めての方にもおすすめです。

ここをベースにニュウまでピストンしたり、ニュウから中山展望台、高見石小屋と回る周回コースを歩いたりなど、体力やスキルに応じた山歩きが楽しめます。

登山だけでなく、白駒池を周遊する木道を歩いたり、苔むした森を散策したり、冬は凍った池の真ん中で満天の星空を眺めたりと、立地を活かしたテント泊の楽しみ方ができるのも魅力です。

また、ここはトイレがとてもきれいで、テント泊の方限定の夕食の販売(焼き肉丼・焼き鳥丼・カレーライス、いずれもキノコ汁付き)もあるので、テント泊の経験があまりない方も安心して過ごせます。

登山口は白駒池駐車場の前にあり、バス停もあるのでアクセスは良好。テント場を管理する青苔荘は、苔の観察会や苔観察プライベートツアーなどを開催している、苔の森の山小屋として知られています。

出典:八ヶ岳観光協会

冬には恒例のスノーシューツアーがあり、スノーシューでの歩き方を学びながら、夜は白駒池のど真ん中で星空観察会が開かれるとあって人気を博しています。

テント場青苔荘テント場
場所 長野県南佐久郡佐久穂町八郡603
山岳エリア北八ヶ岳
おすすめの山 高見石(たかみいし)ニュウ(にゅう)
予約 完全予約制 電話090-1423-2725(8:00~18:00)
料金 大人1名1000円、子供1名850円
トイレ あり(初回200円)
水場あり
営業期間 通年
公式サイト 青苔荘

アクセス

  • JR中央線茅野駅からアルピコ交通バス野麦峠線で「野麦峠」または「白駒の池」バス停下車
  • 中央自動車道須玉ICから国道141号、299号経由で白駒池入口へ。白駒池入口有料駐車場を利用

2.【八ヶ岳】高見石小屋テント場|ニュウ(2352m)・高見石(2261m)・丸山(2329m)・中山(2494m)など

高見石小屋テント場は、白駒池から徒歩1時間ほどの距離にあり、テント泊初心者の方にもおすすめです。管理している高見石小屋は、薪ストーブとランプのともる風情ある小屋として人気があり、夜はテラスで小屋泊の方向けの星空観察会が行われます。テント泊の方も星空を見ながらこっそり聞き耳を立ててみるといいでしょう。

高見石小屋は「星とランプの小屋」といわれていますが、実は最も有名なのが揚げパンです。これ目当てでやって来る方もいるくらい人気の品で、すべて注文を受けてから揚げるため、いつでもアツアツ揚げたてがいただけます。

味はきなこ、ココア、抹茶、チーズ、黒ゴマの5種類で、好きな味2つが選べます。コケモモのジュースと一緒にいただくのがおすすめです。

高見石小屋テント場は予約不要のため早いもの勝ちとなります。ここに泊まろうと思ったら、早めに到着して受付を済ませましょう。

荷物をデポしたら高見石展望台へ。ここから見える白駒池と薄明どきの光景は美しく、感動的です。

出典:高見石小屋公式サイト

朝日や夕日、夜の星空、澄んだ森の空気、冬の凍結した白駒池など、大自然の神秘を実感できる、ゆったりとした時間を過ごせます。

テント場 高見石小屋テント場
場所 長野県南佐久郡小海町(八ヶ岳中信高原国定公園内)
山岳エリア 北八ヶ岳
おすすめの山高見石(たかみいし)ニュウ(にゅう)
予約 不要
料金1名600円
トイレあり
水場 なし(小屋で販売。料金100円~200円/500ml)
営業期間 通年
公式サイト 北八ヶ岳 高見石小屋

アクセス

  • JR中央線茅野駅からアルピコ交通バス野麦峠線で「野麦峠」バス停下車。白駒池駐車場登山口から徒歩約50分。またはアルピコ交通バス奥蓼科渋の湯線で「渋の湯」バス停下車。渋の湯登山口から徒歩約2時間。
  • 諏訪ICから白駒池駐車場まで約1時間。ただし白駒池駐車場は冬期(11月中旬~4月中旬)閉鎖。渋御殿湯(渋の湯登山口)または北八ヶ岳ロープウェイの駐車場を利用

3.【八ヶ岳】黒百合ヒュッテテント場|天狗岳(2646m)・ニュウ(2352m)など

出典:八ヶ岳の山小屋オフィシャルサイト

北八ヶ岳エリアきっての人気山小屋、黒百合ヒュッテが管理しているテント場は予約不要で利用できます。人気なので早めに到着したほうがいいでしょう。

黒百合ヒュッテテント場は、唐沢鉱泉登山口から約2時間、渋の湯登山口から約2時間30分とやや距離があります。重いザックを背負って2時間以上歩ける体力が必要なため、登山経験者の利用がおすすめです。

ここをベースに周辺の北八ヶ岳の山々に登ることができますが、いちばん近いのが天狗岳です。

天狗岳はごつごつした岩場から成る東天狗と、なだらかな西天狗とから成る双耳峰で、黒百合ヒュッテテント場からは、中山峠を経て約1時間30分で東天狗に、そこから20分ほどで西天狗に到着します。

また中山峠を経て中山展望台からニュウへ向かうこともできます。木の根が露出したところや、ごつごつした岩場のアップダウンを繰り返すと、見晴らしの良い山頂に到着します。

黒百合ヒュッテには登山の合間にくつろげるランチ・喫茶があり、なかでもカップケーキは女性に大人気でしたが、スタッフ不足のため2023年7月よりランチ・喫茶は休止しており、営業再開が待たれます。

テント場 黒百合ヒュッテテント場
場所 長野県茅野市宮川8065-1
山岳エリア 北八ヶ岳
おすすめの山天狗岳(てんぐだけ)ニュウ(にゅう)
予約不要
料金 1人1500円
トイレあり
水場なし(厳冬期以外は小屋の水利用。要煮沸)
営業期間 通年
公式サイト 黒百合ヒュッテ

アクセス

  • JR茅野駅からアルピコ交通バス奥蓼科渋の湯線で渋の湯バス停下車。バス停から徒歩2時間30分
  • 中央道諏訪南ICまたは諏訪ICから約1時間、渋の湯の有料駐車場または唐沢鉱泉下の市営無料駐車場を利用

4.【八ヶ岳】オーレン小屋テント場|硫黄岳(2760m)・天狗岳(2646m)・峰の松目(2568m)など

出典:八ヶ岳の山小屋オフィシャルサイト

オーレン小屋テント場は、北八ヶ岳と南八ヶ岳の間にある夏沢峠の西に位置し、南八ヶ岳の雄大な景色と、北八ヶ岳の美しい原生林の風景の両方が楽しめるテント場です。最短登山口である桜平から約1時間20分で到着します。

オーレン小屋は八ヶ岳の中心部に位置するため、ここをベースに周辺のさまざまな山に登れますが、おすすめは1泊2日で硫黄岳と天狗岳に登るプランです。

硫黄岳は、登山道が整備されて危険個所が少なく、初心者でもトライしやすい八ヶ岳入門の山として知られ、年間を通じて人気があります。

1日目の正午までにオーレン小屋に到着したら幕営後、荷物をデポして硫黄岳へ向かいましょう。テントからのコースタイムは往復で4時間程度。硫黄岳山頂からは、横岳~赤岳までの稜線が見渡せ、素晴らしい展望が堪能できます。

2日目は根石岳を経て天狗岳へ。天狗岳は西天狗岳と東天狗岳から成る双耳峰で、西天狗岳はおだやか、東天狗岳は岩場と、タイプの異なる2つの山を歩くような楽しみがあります。テント場からのコースタイムはこちらも4時間くらいです。

天狗岳の最高点である東天狗岳山頂からは、硫黄岳や横岳、アルプスの山々の絶景が見渡せます。

健脚者の方なら美濃戸口の登山口から入り、赤岩の頭~硫黄岳を経てオーレン小屋テント場に幕営し、翌日は根石岳~天狗岳を経て中山峠、渋の湯へ向かうコースもおすすめです。

オーレン小屋は桜鍋の食事が名物で、テント利用者も事前予約をすれば平日に限り小屋食がいただけます。また、小屋にある檜の展望風呂へは平日に限り1回1000円で利用できます。

トイレはきれいで、水場は湧水が豊富。心地よくテント泊が楽しめます。

テント場 オーレン小屋テント場
場所 長野県茅野市豊平2472
山岳エリア北八ヶ岳
おすすめの山 硫黄岳(いおうだけ)天狗岳(てんぐだけ)峰の松目(みねのまつめ)
予約 必要
料金 大人2000円、子供1000円
トイレ あり
水場あり
営業期間4月下旬~11月上旬
公式サイト八ヶ岳オーレン小屋

アクセス

  • JR茅野駅からタクシー(要予約)で桜平登山口へ。料金約10000円。アルピコタクシー 電話:0266-71-1181、第一交通 電話:0266-72-4161
  • 中央自動車道諏訪南ICから桜平登山口の桜平駐車場(上)(中)(下)を利用

5.【八ヶ岳】赤岳鉱泉テント場|赤岳(2899m)・硫黄岳(2760m)など

赤岳鉱泉テント場は、人気も規模も南八ヶ岳エリアでナンバーワンの山小屋、赤岳鉱泉が管理するテント場です。予約は不要で、積雪のある厳冬期も含め通年営業しているため、冬山登山のベースキャンプとしてもにぎわっています。

赤岳鉱泉は山小屋の概念を覆すほど快適なステイができる小屋で、夕食のステーキが名物。テント泊の方も事前予約をすれば小屋食がいただけます。ちなみに夕食の料金は3000円、朝食は1000円、お昼のお弁当は1000円です。5月~10月は小屋の檜風呂に1回1000円で入浴できます。

冬場はアイスキャンディと呼ばれる、恒例の初心者向けアイスクライミング体験会が行われ、道具のレンタルもできます。

出典:赤岳鉱泉公式サイト

赤岳鉱泉テント場をベースに初級者は硫黄岳登山、上級者は硫黄岳から八ヶ岳最高峰の赤岳へ縦走登山に挑むのがおすすめです。上級者は1日目に登山口の美濃戸口から赤岳鉱泉まで約3時間歩いて幕営し、2日目に硫黄岳から赤岳を縦走します。

硫黄岳を過ぎると難所が次々に現れますが、それらを越えて赤岳山頂に立つと絶景を目に大きな感動に包まれるでしょう。

テント場 赤岳鉱泉テント場
場所 長野県諏訪郡富士見町落合桜ヶ丘10716
山岳エリア 南八ヶ岳
おすすめの山 赤岳(あかだけ)硫黄岳(いおうだけ)
予約 不要
料金 2000円
トイレあり
水場あり(冬場は凍結)
営業期間通年
公式サイト赤岳鉱泉・行者小屋

アクセス

  • JR茅野駅からアルピコ交通バスの美濃戸口線で約1時間、美濃戸口バス停下車。
  • 中央自動車道諏訪南ICからから約30分で美濃戸口

6.【尾瀬】山の鼻キャンプ場|尾瀬ヶ原(1400m)・至仏山(2228m)など

出典:群馬県観光公式サイト ぐんまdeキャンプ!!

群馬県、福島県、栃木県、新潟県の4県にまたがる広大な尾瀬には、20以上もの山小屋とテント泊可能なキャンプ場が整備されていて、主なキャンプ場は山の鼻と見晴にあります。

山の鼻キャンプ場は尾瀬ヶ原の入口にあり、登山口の鳩待峠から徒歩約1時間で到着するため、テント泊初心者にもおすすめです。予約は不要で受付は至仏山荘で行います。

ここをベースに初夏の水芭蕉で有名な尾瀬ヶ原をハイキングするのがおすすめです。

尾瀬ヶ原は標高1400mの場所にある本州最大の湿原で、山の鼻からは木道が続き、アップダウンはほとんどないため、登山目的ではない観光客の方でも歩けます。

山の鼻キャンプ場から登山をするなら最も近い山が至仏山です。日本百名山、関東百名山、ぐんま百名山である至仏山は、色とりどりの高山植物に覆われた花の百名山でもあり、訪れるハイカーを楽しませてくれます。

山頂からは大パノラマが広がり、尾瀬ヶ原や燧ケ岳をはじめ、会津駒ヶ岳や平ヶ岳、日光連山や上州の山々などが見渡せます。

山の鼻キャンプ場でテント泊をすれば、1日目に尾瀬ヶ原ハイキングを楽しみ、2日目に至仏山登山が可能です。ただし、植生保護のため、至仏山は5月上旬から6月30日まで全面的に入山が禁止されています。7月1日以降、山の鼻から至仏山山頂までの登山道は登り専用となり、山の鼻~至仏山~鳩待峠へと下山する周回コースの場合、テント一式を背負っての登山となります。

入山禁止期間に入る前の4月後半は、残雪期の入山ができるため、この期間を狙って雪山登山を楽しむこともできます。

テント場 山の鼻キャンプ場
場所群馬県利根郡片品村戸倉字中原山898−9
山岳エリア 尾瀬周辺
おすすめの山 至仏山(しぶつさん)
予約 不要
料金 1人1泊1000円
トイレ あり
水場 あり
営業期間4月下旬~10月中旬
公式サイト - 連絡先:0278-58-7311(至仏山荘)

アクセス

  • 上越新幹線上毛高原駅から尾瀬戸倉まで路線バスで約1時間50分、尾瀬戸倉から鳩待峠まで乗合バスまたはタクシーで約25分。鳩待峠から山の鼻まで徒歩約1時間
  • 新宿から関越交通高速バス尾瀬号で尾瀬戸倉下車。尾瀬戸倉から鳩待峠まで乗合バスまたはタクシー
  • 関越自動車道沼田ICから約1時間、尾瀬戸倉より鳩待峠へ約30分

7.【尾瀬】見晴キャンプ場|尾瀬ヶ原(1400m)・至仏山(2228m)・燧ヶ岳(2356m)・三条の滝(1200m)・尾瀬沼(1660m)など

出典:尾瀬保護財団

見晴キャンプ場は尾瀬ヶ原の東端に位置する環境省管轄のキャンプ場。環境省から委託された燧小屋(ひうちごや)が受付と管理を行っていますが、予約は不要です。

日本百名山の至仏山、燧ヶ岳登山のベースになるほか、三条の滝、尾瀬沼など多方面にアクセスしやすく、行き先の選択肢が多いため、どういうルートにするか自由にプランニングできるのが魅力です。

また、付近には山小屋がたくさんあり、ランチ喫茶をやっているところも多いので、小屋でのんびり過ごすのもおすすめ。燧小屋では1000円で日帰り入浴もできます。

見晴キャンプ場はやや奥まった場所にあり、登山口の鳩待峠からは徒歩約3時間かかります。鳩待峠から山の鼻までは緩やかな下り、山の鼻から先は尾瀬ヶ原の木道を歩いていきますが、ロングコースのため1日目は幕営し、付近の散策やハイキング程度にとどめ、登山は2日目に行うといいでしょう。

ここから至仏山へは、いったん山の鼻まで戻って登りますが、燧ヶ岳へは見晴新道と呼ばれる登山道を通っていきます。燧ヶ岳は至仏山と共に尾瀬を代表する山であると同時に日本百名山、東北百名山であり、福島県の最高峰です。

ガレ場が多く、勾配もきついため、経験者向きの山ですが、山頂からの景色は遮るものがなく、尾瀬と谷川連峰や越後三山などの素晴らしい眺望が得られます。

見晴キャンプ場は、尾瀬ヶ原入口にある山の鼻キャンプ場に比べると静かで落ち着いて過ごせます。水やトイレもきれいで何度でも泊まりたくなるテント場です。

テント場 見晴キャンプ場
場所 福島県南会津郡檜枝岐村字燧ヶ岳1番地
山岳エリア尾瀬周辺
おすすめの山至仏山(しぶつさん)燧ヶ岳(ひうちがたけ)
予約 不要
料金1人1泊1000円
トイレあり(チップ100円)
水場あり
営業期間 5月中旬~10月末頃
公式サイト- 受付は燧小屋 電話090-1062-1395

アクセス

  • 上越新幹線上毛高原駅から尾瀬戸倉まで路線バスで約1時間50分、尾瀬戸倉から鳩待峠まで乗合バスまたはタクシーで約25分。鳩待峠から見晴まで徒歩約3時間
  • 新宿から関越交通高速バス尾瀬号で尾瀬戸倉下車。尾瀬戸倉から鳩待峠まで乗合バスまたはタクシー。
  • 関越自動車道沼田ICから約1時間、尾瀬戸倉より鳩待峠へ約30分

8.【丹沢】大倉高原テントサイト|塔ノ岳(1491m)・鍋割山(1272m)

出典:秦野市公式サイト

首都圏の人気山岳エリアの1つである丹沢にあって唯一テント泊が許可されているのが、大倉高原テントサイトです。

表丹沢の大倉尾根登山口から約50分、表丹沢登山道の標高600mに位置しています。秦野市が土地の一部を借り上げて管理しているので、料金はなんと無料!新しく買ったテントのお試しに使用したり、テント泊のトレーニングに利用したりといった使い方もできる、テント泊デビューに最適な場所です。

出典:秦野市公式サイト

サイト内には環境に配慮されたきれいなトイレがあり(紙は持参)、令和5年に整備された水場もあります。ただし、水は煮沸消毒が必要な上、断水の可能性があるため、飲料水は持参してください。

また、火気の使用は厳禁で、焚き火や炭に火を付けるなどはできません。調理で必要な火はバーナーやカセットコンロなどで最低限にとどめてください。

ここのテント場をベースにすれば、通常は日帰りで行く塔ノ岳や鍋割山へ、余裕を持った登山ができます。

山頂でゆっくり展望を楽しみましょう。

テント場 大倉高原テントサイト
場所神奈川県秦野市堀山下
山岳エリア丹沢
おすすめの山 塔ノ岳(とうのだけ)鍋割山(なべわりやま)
予約 不要
料金 無料
トイレ あり
水場あり(要煮沸。協力金100円)
営業期間通年
公式サイト秦野市

アクセス

  • 小田急線渋沢駅から神奈中バス「大倉」行きで約15分、終点「大倉」バス停下車。
  • 東名高速道路秦野中井ICから県道71号、62号を経て約9㎞、大倉の秦野戸川公園の駐車場を利用

各エリアへのアクセス

ご紹介した山岳エリアへのアクセス情報です。

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