カテゴリーから探す

山のモノ Wear / Gears

山のコト Experiences

【関東】テント泊におすすめの低山とテント場[奥秩父エリア]

【関東】テント泊におすすめの低山とテント場[奥秩父エリア]

「日帰り登山から卒業してテント泊にチャレンジしてみたい」「関東地方で気軽にテント泊ができる低山を知りたい」-そんな関東在住のハイカーのために、テント泊ができるおすすめの中低山*と、初心者から上級者まで納得できるおすすめのテント場を奥秩父エリアから紹介いたします。

各テント場の料金や営業期間、水場やトイレの有無、アクセスなど詳細な情報を網羅していますので、都心から近いエリアでテント泊をしたい方は、ぜひ参考にしてください。

(*)一般的に標高1000m以下の山を低山、1000m~2500mを中低山、2500m以上を高山と呼びます。テント泊可能な低山はないため、本記事では中低山を中心に紹介しています。

奥秩父エリアの魅力

奥秩父は関東地方の主要な山岳エリアであり、東京都、埼玉県、山梨県、長野県にまたがる広大な山域です。首都圏から最も近い本格的な山岳地帯であり、豊かな森林や渓谷を持つ、奥深い魅力にあふれています。

奥秩父はまた、荒川や多摩川など主要河川の源流域でもあり、首都圏を潤す最初の一滴が生まれている場所です。

東京都最高峰である雲取山をはじめ、甲武信ヶ岳、金峰山、瑞牆山(みずがきやま)、大菩薩嶺、両神山の6つの日本百名山を有し、JR奥多摩駅から瑞牆山荘を結ぶ全長69㎞におよぶ奥秩父主脈縦走路は、多くのハイカーにとって踏破したい憧れのルートとなっています。

そんな奥秩父エリアからテント泊ができる中低山と魅力あるテント場をピックアップしましたのでご覧ください。

1.【奥秩父】富士見平小屋テント場|瑞牆山(2230m)・金峰山(2599m)

関東甲信越を代表する山岳エリアである奥秩父には、テント場のある山がいくつもあります。そのうちの1つ、富士見平小屋のテント場は、初めてのテント泊におすすめとされる定番のテント場です。

登山口からテント場まで歩いて50分程度と、重いザックを担いで歩く時間が短い上、テント場の面積が広く、樹林帯の中にあるため木々に守られて風の影響を受けにくいのが初心者におすすめの理由です。

さらにファミリー専用エリアや女性専用エリアがあるので、ファミリー登山や女性ソロ登山の方も安心してテント泊が楽しめます。

また、近くにある水場は1年中枯れることがない上、平成の名水百選に選ばれるほどの美味。究極のコーヒーが沸かせます。

このテント場をベースに日本百名山、山梨百名山、甲信越百名山の瑞牆山と金峰山に1泊2日で登るのが定番のルートですが、初めてなら瑞牆山のピストンだけでも歩きごたえがたっぷりです。

瑞牆山は、岩の山といわれるほどごつごつとした岩峰で、特に山頂直下の鎖場の急登はアスレチックさながら。しかし辿り着いた山頂には、感動の絶景が待っています。

登山口である瑞牆山荘から富士見平小屋へ向かい、テントを設営したら荷物をデポして瑞牆山山頂へ。展望を楽しんだら下山して満天の星の下で1泊。翌日は荷物を撤収して明野温泉「クララ館」に立ち寄ってから帰路につくのがテント泊デビューおすすめのプランです。

なお、増富温泉の日帰り施設「増富の湯」は、2023年12月現在、建物の老朽化のため休館中です。

テント場 富士見平小屋テント場
場所 山梨県北杜市須玉町小尾
山岳エリア奥秩父
おすすめの山 瑞牆山(みずがきやま)金峰山(きんぷさん・きんぽうさん)
予約不要
料金1名1泊1000円
トイレ あり
水場 あり
営業期間通年
公式サイト 富士見平小屋

アクセス

  • JR中央本線韮崎駅から季節運行の韮崎瑞牆線のバスで終点の瑞牆山荘バス停下車。※韮崎瑞牆線の運行期間は4月~11月下旬
  • 中央自動車道須玉ICから約25㎞。瑞牆山荘近くの無料駐車場を利用。

2.【奥秩父】大弛小屋テント場|金峰山(2599m)・朝日岳(2579m)・国師ヶ岳(2592m)・北奥千丈岳(2601m)

大弛小屋のテント場は、日本車道最高所の峠である大弛峠のすぐそばにあり、標高2365mに位置しています。管理している大弛小屋は、丸太作りで昔ながらの「the山小屋」といった趣。テント場は大弛小屋駐車場横の林の中にあります。

標高が高いため、夜はまるで星空に手が届くよう。大自然に直に触れるテント泊登山の醍醐味が味わえます。

このテント場をベースに朝日峠~朝日岳~そして金峰山へと向かうコースはコースタイムが約2時間30分、累積標高差が約400m、登山道には特に危険な箇所もないため初心者におすすめです。

山梨県と長野県にまたがる金峰山は、日本百名山、山梨百名山、甲信越百名山、信州百名山などに認定されている秀峰で、山頂からは八ヶ岳、北アルプス、中央アルプス、南アルプス、大菩薩嶺、富士山などの素晴らしい展望が得られます。

また、金峰山のシンボルである五丈岩(ごじょういわ)をはじめとした奇岩巨岩が織りなす風景は、かつて信仰の山として崇められた威厳に満ち、訪れるハイカーを魅了します。

大弛小屋テント場からは、金峰山だけでなく、国師ヶ岳から北奥千丈岳へと向かうことも可能。花の百名山でもある国師ヶ岳へは大弛峠から夢の庭園を通って1時間ほどで山頂に到着します。危険個所はなく、前半は木道を歩くためハイキング感覚で歩けるので初心者にもおすすめです。

国師ヶ岳から分岐に戻り、奥秩父最高峰の北奥千丈岳へ。

山頂からは奥秩父の山々が望め、金峰山のシンボル五丈岩を見ることができます。

標高の高い大弛小屋テント場でテント泊をすれば、初心者でも1泊2日で国師ヶ岳、北奥千丈岳、朝日岳経由の金峰山と、4座のピークが踏めるため、お得な気分です。

テント場 大弛小屋テント場
場所 山梨県山梨市牧丘町北原4141
山岳エリア奥秩父
おすすめの山金峰山(きんぷさん・きんぽうさん)朝日岳(あさひだけ・あさひやま)国師ヶ岳(こくしがたけ・こくしだけ)北奥千丈岳(きたおくせんじょうだけ)
予約 不要
料金1人1000円
トイレ あり(駐車場トイレを利用)
水場 あり
営業期間 通年(冬季は小屋が閉鎖されるため無人受付で利用可能)
公式サイト大弛小屋

アクセス

  • JR中央本線塩山駅から6月~10月の土日祝限定で大弛峠(金峰山)へのツアーバスあり。詳細は栄和交通のHP または電話0553-26-4546へ。
  • 中央自動車道勝沼ICから国道20号、411号、410号を経て大弛小屋下駐車場を利用

3.【奥秩父】福ちゃん荘テント場|大菩薩嶺(2057m)

日本百名山、甲信越百名山、山梨百名山、そして花の百名山である大菩薩嶺は、首都圏からのアクセスが良く、日帰りで登れるため人気の高い山です。標高は2000m以上ありますが、登山口の標高が約1600mのため初心者から登れます。

売店や茶店が豊富で、山小屋も複数ありますが、福ちゃん荘のテント場は登山口の上日川峠から約40分の距離にあるため、テント泊初心者にもおすすめです。

林の中の好立地で料金も安く、1人たったの400円とあって、晴れた日の週末はテントがいっぱいに。利用日の前日に電話で予約を入れましょう。電波が繋がりにくいときもありますが、あきらめずに何度も電話をするのがポイント。ただし、電話をかけていいのは8時半から16時半までです。食事の支度などで忙しい11時から14時までは電話を避けましょう。

ここをベースに荷物をデポし、大菩薩嶺へ向かいます。福ちゃん荘は周回コースの起点となり、時計回りに歩くと急登ですが、反時計回りに歩くと比較的緩やかで、約2時間で山頂に到着します。

日帰りだとあわただしいスケジュールも、テントで1泊すれば贅沢に時間が使えるため、ゆったりとした山行が楽しめます。

山頂からの眺めは素晴らしく、富士山をはじめ、南アルプスや八ヶ岳、東京最高峰の雲取山など圧巻のパノラマが目の前に。

また、日帰り登山では味わえない日没や日の出、夜空など大自然にどっぷりと浸れるのも魅力。子供連れにも人気のあるテント場です。

テント場 福ちゃん荘テント場
場所 山梨県甲州市塩山上萩原4783-1
山岳エリア奥秩父
おすすめの山 大菩薩嶺(だいぼさつれい)
予約必要(利用日前日の8:30~16:30、電話090-3147-9215)
料金 1人1泊400円
トイレあり
水場 あり
営業期間 通年
公式サイト山小舎 福ちゃん荘

アクセス

  • JR中央本線甲斐大和駅から栄和交通バス大菩薩上日川峠線で上日川峠バス停下車。※上日川峠線は4月中旬~12月初旬の土日祝と一部平日に運行
  • 中央道勝沼ICから国道20号、県道218号を経て上日川峠の第1~第3駐車場を利用または福ちゃん荘の駐車場の予約問い合わせを

4.【奥秩父】ロッヂ長兵衛テント場|大菩薩嶺(2057m)

大菩薩嶺には、もう一つテント場があります。ロッヂ長兵衛が管理するキャンプ指定地です。登山口となる上日川峠に立地している上、小屋の正面が駐車場のためためとても使い勝手が良く、初心者におすすめのテント場です。

標高は1600m。大菩薩峠8合目にあり、料金も1泊1人400円とリーズナブルなため、子供連れのファミリー登山やお子様のテント泊デビューにもおすすめです。

一般のキャンプサイトと違い、あくまでも登山用の野営地のため、焚き火やバーベキューなどは厳禁。登山用ストーブや卓上ガスコンロなどを使った食事を楽しんだり、森閑とした夜の自然に身を浸す感覚を味わったりすれば、家族の良い思い出作りができるでしょう。

ここをベースに1泊2日で大菩薩嶺登山をすれば、日帰り登山では得られない早朝や夕方、夜の時間も過ごせるため、充実した山行を満喫できます。

また、健脚者の方は大菩薩嶺だけでなく、熊沢山、天狗棚山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)など周辺の山々への縦走登山もおすすめです。

テント場 大菩薩キャンプ指定地
場所 山梨県甲州市塩山上萩原 ロッジ長兵衛
山岳エリア奥秩父
おすすめの山 大菩薩嶺(だいぼさつれい)
予約 不要
料金1人1泊400円
トイレ あり
水場あり
営業期間通年
公式サイト 大菩薩の宿 ロッヂ長兵衛

アクセス

  • JR中央本線甲斐大和駅からタクシーで40分
  • JR中央本線塩山駅から「大菩薩峠登山口」行き、または「大菩薩の湯」行きのバスて「大菩薩峠登山口」バス停下車。バス停から徒歩2時間10分
  • 中央道勝沼ICから国道20号、景徳院入口~ペンションすずらん先ゲート~ロッヂ長兵衛

5.【奥秩父】甲武信小屋テント場|甲武信ヶ岳(2475m)

埼玉県、山梨県、長野県の3県にまたがる甲武信ヶ岳は、日本百名山、甲信越百名山、関東百名山、信州百名山などに選定されている奥秩父を代表する山です。山頂からの展望は絶景を極めており、富士山をはじめ日本百名山が43座も見られるとあって多くの登山者を惹き付けてやみません。

甲武信ヶ岳の登山ルートは、長野県側の毛木平を登山口としたルートと、山梨県側の西沢渓谷を登山口としたルートとがあり、毛木平ルートは比較的初級者向け、西沢渓谷ルートは中級者向けとされています。しかし、いずれもコースタイムが長く、最低でも7時間は超えるため、1泊2日の行程がおすすめです。

甲武信小屋テント場は、甲武信ヶ岳山頂直下の落ち着いた樹林の中にあり、強風の影響を受けにくくテント泊デビューにもぴったり。

出典:甲武信小屋公式サイト

2~3人用のレンタルテント(3000円)やシュラフ(800円)もあるので、子供連れや荷物がいっぱいある方などは利用するのもいいでしょう。ただし数に限りがあるので、事前に電話で予約をしてください。

甲武信ヶ岳テント泊は、初級からステップアップした本格的登山にトライしたい方や、東京の雲取山から山梨の金峰山、瑞牆山まで奥秩父縦走登山にチャレンジする上級者の通過地点におすすめします。

テント場 甲武信小屋テント場
場所 埼玉県秩父市大滝3638-8
山岳エリア奥秩父
おすすめの山 甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)
予約 必要 WEBまたは電話090-3337-8947(8:00~20:00)で
料金1泊1000円
トイレあり
水場 あり(1リットル100円)
営業期間4月下旬~11月末
公式サイト甲武信小屋ネット

アクセス

【長野県側(毛木平)】

  • JR小海線信濃川上駅から川上村営バスで「梓山」バス停下車、徒歩60分
  • 中央道須玉ICから国道141号、県道68号を経て毛木平駐車場を利用

【山梨県側(西沢渓谷)】

  • JR中央線塩山駅から山梨交通バス「西沢渓谷」行き「西沢渓谷入口」バス停下車。※4月中旬~11月下旬の土日祝と、4月下旬~5月初旬、7月初旬~8月中旬、9月末~11月中旬は平日も運行
  • 中央道勝沼ICからフルーツライン、県道213号、国道140号を経て西沢渓谷駐車場を利用

6.【奥秩父】笠取小屋テント場|笠取山(1953m)

出典:やまなしハイキング100選

埼玉県と山梨県にまたがる笠取山は、奥秩父主脈縦走路と呼ばれる雲取山から瑞牆山、金峰山を結ぶルートのちょうど真ん中に位置する山。山中には荒川、笛吹川、多摩川の3つの河川の分水嶺と、多摩川の源泉とされる湧き水「水干(みずひ)」がある「水の山」でもあります。

沢沿いを歩く登山道は心地よく、春は新緑、秋は紅葉が楽しめ、豊かな自然を感じさせます。山頂直下に近づくと急登となりますが、登り切るとご褒美のような絶景が出迎えてくれます。

笠取山への主な登山口は作場平、新地平ですが、公共交通機関で行けるのは新地平バス停のみで、作場平はマイカーまたはタクシーでのアクセスです。

笠取小屋のテント場は、新地平バス停から約3時間半、作場平の駐車場からは約2時間の距離なので、体力は必要です。笠取小屋から山頂までのコースタイムは約1時間ですが、急登があります。

そのため笠取小屋についたら幕営してその日はゆっくりと休み、翌日山頂までピストンすれば、テント泊が初めてや久しぶりの方でも余裕を持って登頂できます。健脚の方は笠取山から唐松尾山を回って戻って来るのもおすすめです。

なお、笠取山の水場はきれいな湧水で、そのまま飲めます。多摩川源流の山ならでは、です。

テント場笠取小屋テント場
場所 山梨県甲州市塩山三日市場2750-10
山岳エリア 奥秩父
おすすめの山 笠取山(かさとりやま)
予約 必要
料金1人800円
トイレあり
水場あり
営業期間4月29日~1月3日
公式サイト 笠取山オフィシャルサイト

アクセス

  • JR中央線塩山駅から山梨交通バス「西沢渓谷」行きで「新地平」バス停下車。※4月中旬~11月下旬の土日祝と、4月下旬~5月初旬、7月初旬~8月中旬、9月末~11月中旬は平日も運行
  • JR塩山駅から作場平までタクシーで約50分、料金約10,000円
  • 中央自動車道勝沼ICから約37㎞、作場平駐車場を利用

7.【奥秩父】将監小屋テント場|和名倉山(2036m)、笠取山(1953m)、唐松尾山(2109m)など

山梨県と埼玉県の県境にまたがる将監峠にあるのが将監小屋(しょうげんごや)テント場です。このテント場は予約不要で先着順のため、奥秩父主脈縦走路を踏破する登山者が利用するのはもちろん、周辺の山々に1泊2日で登るハイカーにも親しまれています。

笠取小屋でなく、将監小屋テント場をベースに人気の高い笠取山へ登ることもできます。作場平駐車場から林道を歩いて将監小屋へ行き、テント泊後、御殿岩~唐松尾山~水干、と歩いて笠取山へ。笠取山からは笠取小屋を経て作場平へ戻ります。途中の西御殿岩はビューポイントで、絶景が望めます。

富士山や大菩薩嶺などを望む360度の大パノラマが広がっているので、将監小屋に早めに到着できたら、1日目に西御殿岩まで行ってみるのもいいでしょう。

また、将監小屋テント場に1泊して和名倉山(白石山)へ登るのもおすすめです。和名倉山は奥秩父エリアの最深部に位置する秘峰で、奥秩父主脈縦走路のコースから外れているせいか静かな山行が楽しめます。

和名倉山の登山口へは、公共交通機関の乗り入れがなく、マイカーでのアクセスになります。三ノ瀬登山口(民宿みはらし)から林道を2時間ほど歩いてテント場へ。翌日は早朝スタートで和名倉山を目指し、ピストンします。

コースタイムが10時間はかかるロングルートの上、遭難も発生している山のため、登山経験者向けですが、稜線からの眺めが素晴らしく、山歩きの醍醐味が味わえます。

テント場 将監小屋テント場
場所 山梨県丹波山村
山岳エリア 奥秩父
おすすめの山和名倉山(わなくらやま)唐松尾山(からまつおやま)笠取山(かさとりやま)
予約不要
料金 1人1000円
トイレ あり
水場あり
営業期間 4月下旬~11月上旬
公式サイト

アクセス

  • 中央道勝沼ICから国道20号、県道38号、県道201号、国道411号を経て民宿みはらしの駐車場を利用
  • タクシーはJR中央線塩山駅から乗車、将監峠・和名倉山登山口下車

8.【奥秩父】雲取山荘テント場|雲取山(2017m)

東京都、埼玉県、山梨県の3県にまたがる雲取山は、日本百名山、関東百名山に選定されている上、東京都の最高峰でもあるため非常に人気の高い山です。

雲取山の主な登山ルートは、最もスタンダードな鴨沢を登山口とするコースと、三峰神社を登山口とする三峰コース、お祭りを登山口とする三条の湯コースがあり、いずれも1泊2日で登るのが一般的なため、周辺には宿泊できる山小屋やテント場があります。

雲取山荘テント場は、雲取山の北側、山頂から三峰コースに向かって約700m下った登山道の脇に立つテント場です。鴨沢コースを登って雲取山に向かい、山頂から少し下って雲取山荘テント場に幕営し、翌日三峰コースを下るのが王道ルートです。

あるいは逆に三峰コースで登って雲取山荘にテント泊し、翌日雲取山山頂から鴨沢まで下山してもいいでしょう。

雲取山荘テント場から雲取山山頂まで登りは約30分、下りは約20分の距離。登山口から雲取山までの片道コースタイムは、鴨沢から約5時間、三峰神社から約6時間です。

テント場 雲取山荘テント場
場所 埼玉県秩父市大滝
山岳エリア 奥秩父
おすすめの山雲取山(くもとりやま)
予約 不要
料金1人1500円
トイレあり
水場あり
営業期間 通年
公式サイト雲取山荘

アクセス

【鴨沢登山口】

  • JR青梅線奥多摩駅から西東京バス「鴨沢西」行きまたは「丹波山村役場」行きで「鴨沢」バス停下車
  • 中央自動車道上野原ICから県道35号、国道20号等を経て国道411号沿い、鴨沢バス停正面にある無料駐車場を利用。満車の場合、鴨沢から車で5分登ったところの小袖乗越駐車場を利用

【三峰神社登山口】

  • 西武秩父駅から西武観光バスの急行「三峰神社」行きで「三峰神社」下車
  • 中央自動車道勝沼ICから国道20号、県道38号等を経て、三峰駐車場を利用

9.【奥秩父】七ツ石小屋テント場|雲取山(2017m)

七ツ石小屋テント場は、雲取山の鴨沢コースの途中にあり、鴨沢バス停からは約3時間強と最も近いため、雲取山に初めて登る方におすすめです。

1日目は幕営してのんびり過ごしたり、余裕があれば七ツ石山に登ったりするといいでしょう。翌日はアタックザックで雲取山山頂を目指します。ブナ坂からは景色の良い石尾根に入り、気持よく歩けます。

閉鎖した奥多摩小屋跡を通過し、子雲取山からさらに進むと雲取山に到着。

眺望を満喫したらお昼頃テント場に戻り、下山します。雲取山登山で体力的に最もラクなコースです。

テント場七ツ石小屋テント場
場所 山梨県北都留郡丹波山村
山岳エリア 奥秩父
おすすめの山 雲取山(くもとりやま)
予約必要
料金1人1泊1000円
トイレあり
水場 あり
営業期間 通年
公式サイト
Topics

注目記事

Ranking

週間ランキング

Contents

山旅旅のコンテンツ

カテゴリーから探す

SNS

オンラインショップ

Online Shop Yamatabitabi

山旅旅がセレクトする、軽量で使い勝手がいい、普段使いもできるアウトドア用品を扱うオンラインショップです。