肌寒い季節における登山やバックカントリースキーなどで体幹を保温することは、運動パフォーマンス低下を防ぐことができます。そんな時便利なのが軽量でコンパクトにして持ち歩けるダウンベストです。今回紹介するウエスタンマウンテニアリングのフラッシュベストは軽量でコンパクトながら高品質なダウンによる優れた保温力が特徴のダウンベストです。今回はウエスタンマウンテニアリングのダウンの特徴、フラッシュベストのスペックとデザイン、おすすめの着用シーンについて紹介をします。
ウエスタンマウンテニアリングのダウンの特徴
ウエスタンマウンテニアリングのダウンは東ヨーロッパ原産の最高級850フィルパワーのグースダウンを使用しています。
ウエスタンマウンテニアリングにおけるフィルパワー評価と測定は非常にシビアに考えられています。
ウエスタンマウンテニアリングの評価においては、検査機関によるフィルパワーの試験結果は非常に楽観的で、羽毛の品質の証明にはならないと考えられています。理由は試験される羽毛サンプルは完璧にコントロールされた環境下でロフトが増すようにタンブラー乾燥された後、数日間放置。その間、ロフトを押し上げるようドライヤーで乾燥されることにより、フィルパワー値はさらに高められます。しかし、実際に使うスリーピングバッグ内のダウンがそのような処理をされることはないでしょう。(参考:ウエスタンマウンテニアリングの「ダウンについて」)
ウエスタンマウンテニアリングの指摘は、検査機関のフィルパワー評価は最大10%の幅があり、例えば850フィルパワーの試験では80近くの誤差がある。(省略)ウエスタンマウンテニアリングでは独自の控えめな評価を公表することにしています。(参考:ウエスタンマウンテニアリングの「フィルパワー測定について)
とあり、実際にウエスタンマウンテニアリングの今回紹介するフラッシュベストやダウンシュラフは、フィルパワーに対して非常に暖かく感じます。
フラッシュベストのスペックとデザイン
フラッシュベストはMサイズで重量はわずか140gです。付属のスタッフバッグに収納すれば、約8.5×8.5×16cm(素人採寸)とコンパクトにすることができます。
ダウン重量はMサイズで35g、表生地には0.9ozのリップストップナイロンを使用しています。この表生地は高強度でダウン抜けも少ない特徴があります。雨を弾く加工でダウンを濡れから守ります。
首回りはVネックなのでレイヤリングがしやすく様々なウェアに重ねて着用しても干渉して邪魔になりづらいデザインです。
左右には表面にダウンが入ったハンドポケットが備わっており、ポケット内部は非常に大きいのでグローブをした状態でも手を奥まで入れることができます。
裾や腕部分には伸縮素材のパイピングで冷気の侵入を防ぎます。特に腕部分はきつすぎず、ゆるすぎず、ほどよくフィットして暖かく過ごすことができます。
フロントジッパーはYKKのリバースコイルジッパーでジッパーが勝手に開くのを防ぐロック機能付きのスライダーを備えています。
おすすめの着用シーン
ダウンベストは一度活用すると手放せなくなる着心地の良さが魅力です。腕にウェアがないだけでレイヤリングした時にガサガサしづらく、腕を回す上げるなどの行動のしやすさが特徴です。
標高を上げた時に冷たい風に叩かれ、思った以上に寒いときにフラッシュベストを1枚レイヤリングに追加するだけで非常に暖かく、わずか140g(Mサイズ)なんだけど、ありなしの差が圧倒的に異なります。だからもしもの時の休憩や行動中に活用できる保温着として使いやすく、装備の軽量化にもインパクトを及ぼしてくれます。
だからバックカントリースキー、日帰り登山から縦走登山までありとあらゆるアクティビティで活用することができるアイテムです。
また普段使いとしては、ダウンジャケットを着用しながら食事をしたり運転をするのは気が引けますが、ダウンベストであればずっと着用し続けていられる良さがあります。フラッシュベストはモコモコしすぎず、非常に軽量で、首回りもすっきりしているので着用していることを忘れてしまうようなアイテムで、仕事中も運転中も、自宅での休憩にもずっと着用して体を暖かくしてくれる手放せないアイテムです。