わずか130gのシートゥサミットのシルクライナーは、夏は単体での使用ができ、肌寒い場所では寝袋の中に入れてブースターとして使用することができる汎用性に優れたアイテムです。今回はシートゥサミットならではの寝心地の良さと持ち歩きやすさを追求したスペックと特徴を紹介し、テント泊登山だけではないシルクライナーのおすすめの使い方について紹介をしていきます。
スペックと特徴
シートゥサミットのシルクライナーには全部で5つの種類があります。
- スタンダード=130g
- ダブル=225g
- マミーテーパード=125g
- マミーウィズフード=140g
- トラベラー=165g
最も軽量な125gのマミーテーパードは足に向かって細くなるタイプで、今回紹介する130gのスタンダードは筒状のシンプルな形状です。
フードがついた140gのマミーウィズフードは、フード付きで頭を包み込むことができるタイプです。トラベラーは枕を収納することができる特徴があり、ダブルは2人で使用するのに適したサイズです。
サイズはそれぞれワンサイズ展開で、収納サイズは非常にコンパクトです。
- スタンダード=12×10×7cm
- ダブル=13×10×9cm
- マミーテーパード=12×9.5×6cm
- マミーウィズフード=12×10×6cm
- トラベラー=13×9.5×6.5cm
使用されている素材はプレミアムリップストップシルクで、引き裂き強度に優れ肌触りがよく気持ちの良い就寝を約束してくれます。
サイドにはストレッチ性に優れたライクラ素材のストレッチパネルがついており、就寝中動きを妨げず寝相が悪い人も生地がつっぱって寝心地が悪くなる心配もありません。
ドローコードなど一切なくシンプルに使うことができるデザインも特徴です。
おすすめの使い方
シルクライナーを寝袋の中に入れて保温性を向上させることができます。僕は同じくシートゥサミットのスパークSP0とSP1を所有しているのですが、シルクライナーがあることで使い方の幅が広がります。僕の場合以下のような組み合わせで使っています。寒がり暑がりは人によって異なるのであくまで参考としてください。
- SP0:夏の源流野営、夏の中低山におけるテント泊
- SP0とシルクライナー、SP1:夏の高所登山におけるテント泊
- SP1とシルクライナー:3シーズンの高所登山におけるテント泊
- SP0とSP1とシルクライナー:晩秋の高所登山におけるテント泊
シルクライナーがあると汗が寝袋のダウンに付着しづらく2泊以上の長期縦走登山では寝袋の保温力低下を抑えることができます。また皮脂汚れがシュラフに付着しづらくなることで、シュラフを清潔に保って長持ちさせることにつながります。
シルクライナーは、山小屋泊の場合は誰が使用したかわからない布団で就寝するのに抵抗がある人にもおすすめです。
また飛行機で就寝するとき、車で仮眠するとき、テント場で足元が寒いときなど幅広いシーンで「あってよかった!」と感じさせてくれるアイテムです。
寝るだけでなくズボズボっと足先から胸あたりまでシルクライナーに入ってあぐらをかいて休憩するような使い方もできて、下半身を温めることもできます。
メンテナンスも簡単で洗濯機で洗うだけです。シュラフを洗濯する回数を減らすこともできるので、あると便利なアイテムです。