登山を始めてみようと思ったらまず初めに知っておくべきことがあります。何も知らずに登山を始めると最悪の場合、大きな怪我や命につながるような危険が生じてしまいます。このようなことがないように初心者の方には特に、登山とは何なのかを知ってもらうための登山入門情報をお伝えします。
登山とは何?-まずは登山の基本を学ぶ
登山とは何なのかと聞かれれば、安全に山に登って降りてくる、旅に近いものと考えると良いかもしれません。山の登り方も楽しみ方も人それぞれで、自然を大切にし、社会的な常識を考えること以外にルールはありません。
登山のジャンル-5種類の山の楽しみ方
山の移動手段は様々で、登山のジャンルが分からないと間違った装備を揃えてしまうこともあります。またそれぞれに必要なスキルや体力・技術が異なるため登山のジャンルにどのようなものがあるかを知ることは重要です。
登山の魅力・楽しみ方-目的をもって楽しむ
登山の魅力・楽しみ方は人それぞれで、季節によっても様変わりします。春は高山植物、夏は新緑、秋は紅葉、冬は積雪と、四季がある日本は変化に富んだ自然によって様々な魅力と楽しみ方を引き出してくれます。
登山の計画-山に登る前の準備
登山をする前の計画は、実際に登ることができるのかを確認することができ、危険を回避するとともに、計画を届け出ることで命を守ることにつながります。また登山当日は計画をもとに実際の行動プランを確認し軌道修正を行うことでリスクを軽減できます。
登山適期を知る-山の上の春夏秋冬の期間を学ぶ
標高を100m上げると0.6度気温が下がると言われています。1000mの山の上では自分が住む町(標高0mと過程)よりも6度低いことになります。街では桜が咲く春でも、山の上はスキーができる積雪量があるなど、大きな違いがあることを理解する必要があります。
登山の難易度-自分のスキルに合った山を知る
これから登ろうとしている山は自分が登ることができるのか?自分にとっての難易度を山に登る前に知ることは、山の計画を立てる上で大変重要です。体力的要素、技術的要素、山の季節、当日の天気を掛け合わせて難易度を考える方法をお伝えします。
登山コース取り-アクセス方法で考える
山の頂上に向かう登山道が一本道の山もあれば、枝分かれして様々なコースを選ぶことが可能な山など多彩です。それに伴ってコース取りも様々です。ピストン登山、周回登山、縦走登山に分けて、それぞろえのメリットとデメリットをお伝えします。
登山ルートの情報の集め方-紙地図・ウェブ情報・アプリで充実させる
登山計画を作るにあたって登山用の紙地図やガイドブック、登山雑誌、ウェブやアプリの機能、自治体発信は大変役に立ち、重要な情報源です。これらはそれぞれに得手不得手があり、特徴を理解して登山ルートを考えることが重要です。
初めての登山-山を選ぶときの条件とおすすめの山
初めての登山での山選びは実に楽しいものです。しかし同時に不安もつきまとうものです。初めて登る山は、その後深い思い出となるため安全かつ楽しい登山ができる山を選ぶようにしましょう。初心者向けの登山に最適な、安全性が高い山の選び方を紹介します。
登山の計画で重要な天気の見方
一般的には天気予報をもとに天候判断をしますが、それは登山でも同様です。予報期間によって天気予報の精度が変わるため、長期予報や週間予報で大よその状況を判断し、短期予報で登山の決行判断を行い、時間予報で登山開始時刻などの具体的な登山プランを計画するようにしましょう。
登山の装備-装備の役割を知る
安全かつ快適に登山をするためには必要な装備を揃える必要があります。装備の役割を知ることで、正しい装備の使い方、自分の登山に合った装備を選ぶことができるようになります。
登山装備の中身−登山に必要な装備を理解する
登山専門店に出かけると様々な道具であふれています。登山における必須装備と、山の状況によっての必須装備と、テント泊での必須装備、あると便利な装備とに分けて考えることで、優先順位をつけて装備を購入することができます。
登山靴−初心者にとって最初の一足を見つけよう
登山道は岩や石、木の根など様々な障害物があり、雨や夜露で滑りやすい場所も多いです。そんな登山道を登ったり下ったりを繰り返し、何千、何万歩も歩くための登山靴は登山においてもっとも重要な装備と言えます。
登山用ザック−用途に応じてサイズを選ぶ
登山専門店に出かけると最も広いスペースに多くの種類の登山用ザックが陳列されています。登山の目的、スタイルによって様々なタイプのザックがあります。また登山中にもっとも目立つ象徴的な存在です。登山用ザックの選び方と、実際に背負って登山をするためのフィッティングを学びましょう。
登山用レインウェア-特徴と選び方を学んで安全な登山を行う
山の上は晴れ予報なのに雨が降ったり、強い風に当たって寒い思いをしたり、木や葉に付いた露に濡れたり、雪に降られるなど、様々な状況で体温を奪われる可能性があるのが登山です。最悪の場合、低体温症になる可能性を踏まえるとレインウェアは非常に重要なアイテムであることがわかります。
登山の服装についての基礎知識-レイヤリングをマスターする
初心者向けの登山の服装についての基礎知識として、服装の選び方、着用テクニック、素材や機能性、それを踏まえたレイヤリングについて紹介をします。初心者だけでなく上級者も意外と忘れがちな登山の服装についてのレイヤリングをマスターしましょう。
登山で重要な道具-必須装備と便利装備を分けて考える
登山で必要になる重要装備を服装と道具に分けて考えたとき、登山用道具には実に様々なものがあります。登山で使用する道具なのでコンパクトで軽いものが主流です。この道具類を列挙すると多種多様になるため、必須装備と状況によっての必須装備、便利装備に分けて考えると整理がしやすいです。
登山に起きるエマージェンシーキット-いざという時に備えて持つ
エマージェンシーキットは登山中における様々なトラブルに対して、自分で解決するために必要な道具を指します。登山における安全対策は自己管理が原則です。よって本当に必要なものを理解して、確実に使いこなせるようにしておく必要があります。
エネルギーを枯渇させないための食料計画-行動食と山ごはんと飲料
登山は多くの時間行動に費やし体温を維持するために多くのエネルギーを消費します。エネルギーが枯渇してしまうと思うように体を動かせなくなります。このような事がないように登山に持って行く行動食、山ごはん、飲料類の計画は重要です。
歩きやすく登山中に必要な道具を取り出しやすいパッキング方法
登山の装備を登山用ザックに収納することをパッキングと言います。このパッキングに注意を払わず適当に入れてしまうと、登山中に取り出したい道具を取り出しづらく、さらに重さに振り回されて歩きづらく危険です。正しいパッキング方法を学ぶことは登山をする上で基本です。
登山中の心得-山の歩き方
計画も万全!装備も万全!それでは実際に山に登ってみましょう。出発時の準備、登山中の心がけ、登山終わりのメンテナンス。これらをマスターしておくことで怪我なく安全に登山を実行することができます。
登山を開始する前の準備-確認を怠らず準備万端整えるチェックリスト
計画通りの登山を実行できるように、登山を開始する前の準備を整えましょう。ルーティンワークとして入山前にチェックをすることで、登山中のリスクを最小限に抑えることができます。
登山中のペース配分と休憩の取り方−計画的な工程管理でリスクを軽減
登山は行きは登りが多く、帰りは下りが多く、どんな山道でもアップダウンがあります。荷物を背負って長い距離を歩く登山は、最後まで体力を温存しながら歩くことが重要です。
基本の歩き方をベースに登りと下りの歩行技術を学ぶ
登山では疲れない歩き方というのが存在します。難しい事はなく、一度覚えることで効率よく力を使わず安全に登山をすることができます。
登山で正しいトレッキングポールの使い方−ストックワーク
登山をする時に正しくトレッキングポールを使うことは、正しい歩き方を学べると共に、足と上半身の負担を大幅に減らすことができ、推進力を得て前に踏み出しやすくなります。そのためにはトレッキングポールを使った歩き方、姿勢、ポールの持ち方を学ぶ必要があります。
登山で重要なルートファインディングの方法
ルートファインディングはこれから歩く道を確認して歩いて行くルートを定めることを言います。多くの人が歩いている登山道でも道迷いの可能性があるため、いかなる場所でもルートファインディングは重要です。
登山における危険な場所と通過の方法-岩場・クサリ場・梯子・トラバース・雪渓
それぞれの難所ごとに基本的な体の使い方があります。姿勢を安定させる・足をうまく使う・重心移動を行うこれらをマスターしておくことで、転倒・滑落を防ぎ自分の身を守ることができます。
登山の基本『読図』-地図を読むことの必要性と魅力
さまざまな地図アプリで現在地の把握ができるようになりましたが、地図を確認して、危険箇所を把握し、ルートを間違えず、目的地により安全に到着するためには読図が必要です。
登山から帰ってきたらおしまい、ではないのが登山です。登山で大事なのはメンテナンスです。ストレッチをして体のメンテナンスはもちろん、道具のお手入れと保管も重要です。
登山道具のメンテナンス-登山帰宅後に簡単・早く・毎日行うが吉
登山の道具は山歩きを快適にするためのものなので、登山帰宅後に登山道具とウェアのメンテナンスを毎日行うようにルール化することで、次回の登山を気持ちよく快適に楽しむことができます。