2023.09.26

登山から普段使いに究極のメリノウールTシャツが登場『山旅速乾メリノウールTシャツ』

山旅速乾メリノウールTシャツは、名前からもわかるように、ものすごく早く乾くメリノウールTシャツということをわかっていただけるんじゃないかなと思いますが、あくまで個人的な意見になるのですが僕の中ではメリノウールTシャツの中では究極のTシャツだと思っています。だからこそ山旅ショップで販売しているわけなんですが、その辺りについて詳しく紹介をしていきたいと思います。

化繊？メリノウールどっちがいいの？

まずはじめに登山をする方がTシャツを選ぶ時って化繊素材なのか？メリノウールなのか？というようにに大きく選択肢が2手に分かれると思うんですけれども、それぞれに良いところ悪いところというのが存在するので簡単にその辺りについてお話をさせていただきます。

化選素材について

※横スクロールで表がスクロールできます。

特徴	メリノウール	化繊素材
乾きの速さ	ゆっくり乾く	早く乾く
熱の奪い方	ゆっくり	早い
匂い	閉じ込める特徴がありしづらい	使用し続けていると気になりやすい
肌触り	ブランドによって様々だが、最近はチクチクしないものが多い	ツルっとしている
価格	高価	安価で手に入りやすいがピンキリ
耐久性	混紡比率によって異なる	高い

まず化繊素材なんですけれども、化繊素材と一言で言ってもナイロン、ポリエステル、最近では自然に優しい再生繊維として、テンセルも注目され始めてます。これら化繊素材の共通している特徴というのが、耐久性が高くて濡れてもすぐに乾くという点なんですが、あまりにも早く乾くから汗が乾く時に肌が冷たくなりやすいというデメリット、そして登山をしている人にとってはきっと誰しも感じる汗の匂いが残りやすいというのが特徴として挙げられます。

メリノウールについて

じゃあメリノウールはどうなのかということなんですが、汗の乾きの速さという点においてはナイロンやポリエステルと比べると速度がゆっくりなので体が急激に冷えるということが少ないということが挙げられます。また汗が付着してこれを餌にした細菌が繁殖して細菌が作り出した物質によって嫌な匂いというのを人を感じるわけなんですが、この匂いを閉じ込める働きがあるので、1泊2日以上の登山をする方には大変おすすめの素材というわけです。

もう一つ付け加えるとするならば吸湿性で、ナイロンとポリエステルは加工することで吸湿性を持たせることができるんですけれども、メリノウールは自重の35%の湿気を吸湿する働きがあるので、継続的に体から放出される湿気を常にメリノウールが吸着して肌をドライに保ってくれるので、体が冷えづらいというのがあげられます。だから行動中に体が冷えるのを防ぐだけでなく、就寝中に生じる汗を吸着してゆっくりと乾いてくれるので、パジャマに超絶おすすめなんです。

人の皮膚は常に呼吸をしており一見汗をかいていないように見えても、皮膚の表面からは水蒸気になった汗が放出されていることを考えると吸湿性というのがとても大事なのだということがわかると思います。

ここまでが簡単ではあるんですけれども化繊素材とメリノウールの大きな違いになりますが、メリノウールって保温力があるから暑い季節の登山やランニングのTシャツとして不適切なんじゃないのとお思いのあなた！そこでおすすめしたいのが山旅の速乾メリのウールTシャツなんです。

オールシーズン着用できるベースレイヤー

メリノウールという素材は上にもあげたように汗の乾きの速さによって気化熱が奪われづらいという特徴があります。体を冷やしてしまうと体力が奪われてしまうのでオールシーズン着用することができる素材として登山では人気があります。そして今回紹介している山旅速乾メリのウールTシャツは、乾きが早いので夏でも使用できるという特徴があるとともに、汗をかくことが非常にリスクとなる冬の登山でも重宝します。

冬ではロングスリーブを選ばれる方も多いと思いますが、Tシャツを選んでおくことで発汗調整が容易になります。防寒対策はミドルレイヤーやハードシェルで調整する方法も中低山ではおすすめです。

混紡素材と混紡比率をチェック

今回紹介する山旅の速乾メリのウールTシャツは、メリノウールが50%、ポリエステルが50%という混紡比率に仕上がっています。だからメリノウールの特徴と化繊素材の特徴が合体したようなそんなTシャツに仕上がってるんです。

ほんとかよ！と思う方もいらっしゃると思うので、今回このTシャツの企画にご協力いただいたスーパーナチュラルさんが調査した実験データというのがあるのでこれを皆さんに紹介したいと思います。

この実験データというのはメリノウールの特徴を引き出すためには、メリノウールの混紡比率が30〜50％あれば良いという結果に結びつくデータになります。

まず吸湿性についてはウール70%以上だとウール100%の時と比較してほとんど差がないという結果で、50％で合格基準に満たしているというデータです。ウール30％になると若干機能が劣るということが分かっています。

続いて消臭性についてはウール30%以上あれば、テストセンターが実施しているSEK（機器分析･官能試験とも呼ばれる）基準をクリアするということがわかっています。

耐久性は化繊素材ほどではないけれども、メリノウールにも備わっているんですが、よりポリエステルなどの素材が混紡されることで、耐久性が高まるという結果が出ています。

静電性は異素材が擦れあうと静電気が出やすいというのがありますが、特に化選素材のパチパチとした嫌な感触はメリノウールが混紡されることで軽減されます。

洗濯寸法変化も気になるところですが、これも化繊素材が混紡されることで軽減されます。これは糸や繊維の段階で洗うなどの手間をかけることで縮みを軽減させることができるのですが今回紹介する山旅の速乾メリのウールTシャツは洗濯表示に従って正しい洗い方をしていただければ、ほとんど縮まないという風に考えていただいて問題ありません。

山旅の速乾メリノールTシャツの特徴

僕は登山をするようになってから一貫してベースレイヤーはメリノールを着用しています。ありとあらゆるブランドのメリノウールTシャツを着用してきた中で、面白いのはそれぞれ個性があるということです。それである時にスーパーナチュラルというあまり登山をする人には知られていないメーカーのメリノウールが気になっていて、着用してみたら汗の乾き、肌触りの良さ、高級感のある光沢感、ざっくりとした普段使いしやすいシルエットなどに惚れ惚れしたんです。

山旅の速乾メリノールTシャツが最も「すごい！」と感じてもらえるのが、発汗量が多いトレイルランニングです。このTシャツは汗をかいた時にすごい勢いで拡散するから、汗を吸った後に乾きが早いんです。山旅速乾メリノTシャツと某ブランドのメリノウールTシャツの拡散力の差を見てもらえれば一目瞭然です。

この拡散のスピードと広がる面積によって汗の乾きが早まるため、より肌をドライに保つことができるTシャツになっていて、特に汗っかきの人には超絶おすすめです。もうマジでメリノウールTシャツなの？って驚くと思います。

メリノウール50%、ポリエステル50%のメリノウールTシャツが全てそうなのかと言うと、そうではないのというのがまた不思議で、まずテンセルは圧倒的に拡散力が少ないというのは実感値としてあります。

またポリエステルの質の違いなのか？同じ混紡比率のTシャツでも個人的に納得感のあるメリノウールTシャツには山旅の速乾メリノールTシャツ以上のものには出会ったことがないです。

もう一つポリエステルが混紡されていることの良さを紹介するとリーズナブルであるということです。例えばアイスブレーカーのメリノウールTシャツ（テックライト）が1万4300円、スマートウールのメリノショートスリーブティーが11440円、モンベルのメリノウールTシャツが7920円、パタゴニアのキャプリーン・クール・メリノTシャツが9900円と比較すると、7480円と7980円で販売しているので初めてメリノウールのTシャツを試してみたいと思っている方にもおすすめの値段設定で提供することができます。

多分この価格での販売は今回で最後となると思うので、是非この機会に山旅の速乾メリノールTシャツをチェックしてもらえたらなと思っています。

山旅ショップで扱っているのは全部で4つのカラー、そして4つのカラーにULTRASUNLIGHTHIKEというグラフィックを施した全部で8種類、SとMの2サイズ展開で販売をしています。

4つのカラーの中でも2つのカラーは複数の色味がまばらにミックスされているメランジを採用しているので、見え方に立体感が生まれて奥行きのあるソフトな表情になるんです。それと一緒にメリノウール独特の光沢感があってとっても上品なカラーに仕上がっています。

対してもう2つのカラーはブラックとネイビーです。こちらは深みのある色合いで同じような光沢感があってカジュアルにも着用できるし、無地であればフォーマルなスタイルにもとても合わせやすいカラーです。このブラックとネイビーの方はメランジタイプのTシャツともう1点違いがあって背中側が少し丈が長めになっていてラウンドしているので背中が露出しづらいデザインになっています。

今までのメリットをまとめると