キューベンファイバーとは
化学繊維の1種。ダイニーマを使用した生地には3種類あり、ダイニーマ®・コンポジット・ファブリック(DCF)とダイニーマ®・コンポジット・ハイブリット(DCH)、ダイニーマ®・ハードラインがあり、この中のダイニーマ®・コンポジット・ファブリック(DCF)が現状の名称で過去にキューベンファイバーという名称を持っていた。ダイニーマ繊維を紫外線硬化樹脂でラミネート加工した極薄のフィルム状の生地で、生地には通気性がなく、水も通さない特徴がある。ダイニーマの特徴は通常の分子量は25万前後だが100~700万にまで高め、その分子同士の結びつきを非常に強くしたことで、耐衝撃性・耐引裂強度に優れている。防水性にすぐれ、非常に薄く仕上げることができるため軽量性にもすぐれている。ダイニーマを生地として利用する場合は素材に織り込む方法と、樹脂でラミネートし、フィルム状にする。
キューベンファイバーの特徴
キューベンファイバーは耐久性と軽量性と耐水性に優れた素材でスタッフバックなどに使用するのに適した素材です。強度は鉄の8倍と言われていて登山ギアに幅広く使用されています。
水に浮くほど軽い
キューベンファイバーは水に浮くほど軽く、比重0.97に対して水の比重が1なので、水に浮く繊維として知られています。また保水しないため雨や汗で濡れてもすぐに拭き取ることができ、生地が重くならないのが特徴です。
透けるほど薄い
軽い繊維で透ける特徴があることから中のものを視認することができます。例えば財布、スタッフバックなどジッパーを開けずに中のものがわかるので、登山ギアの収納素材として適しています。
高い防水性
キューベンファイバーはダイニーマの生地をUV樹脂でラミネート加工している特徴があることから、高い防水性を実現しています。水を通さないので雨に濡らしたくないウェアやダウンシュラフなどを収納して、防水スタッフバックとしても有効活用ができます。高温多湿の日本で非常に優れた素材として人気を集めています。
伸びにくく透湿性がない
ウェアなどの素材の場合は透湿性やストレッチ性を求めますが、キューベンファイバーはこのいずれも備わっていないのでウェアに使用する素材としては向いていません。
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