耐風姿勢とは
登山では強風や突風が突然吹くことがある。この際に体が飛ばされないよう一時的に立ち止まってこの強風や突風をやり過ごす。この際に耐風姿勢が重要となる。特に冬山では台風よりも強い風がふくために山の稜線や頂上では耐風姿勢が取れないと滑落、転倒などの危険が伴い致命的となる。耐風姿勢は風が吹いてくる方向に体の正面を向け両足は肩幅の2倍から3倍に広げる。右利きの場合右手にピッケルのヘッドを持ち左手でシャフトの真ん中から1/3ぐらいの下を持つ。シャフトは地面に垂直に立って両足と含めて二等辺三角形を作る状態は低くして頭は下げる。このような姿勢が取れない場合はピッケルをヘッドまで深く雪面につき指し、足場においても雪を掘って体を安定させるなど状況に応じて強風をやり過ごす。
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